マサト・ナカムラ VS松丸息吹の試合裁定試合裁定変更のお知らせ!

2025年9月7日に開催された「DEEP TOKYO IMPACT 2025 4th ROUND」、マサト・ナカムラ vs. 松丸息吹の試合裁定を、当初の「マサト・ナカムラ 判定勝利」から「ノーコンテスト(無効試合)」に変更いたしました。

試合裁定変更のお知らせ

これは、試合後にマサト・ナカムラ選手によるケージ掴みの反則行為が10秒以上にわたっていたことが判明したためです。この反則行為が試合結果に著しく影響を与えたと判断し、競技の公平性を保つために裁定を変更しました。

なお、今回の件を受け、マサト・ナカムラ選手には遡及的にイエローカード(減点1)を科すとともに、競技オフィシャルには再発防止に向けた研鑽を求めて参ります。

2025 年9⽉ 10 ⽇ DEEP 事務局 御中
DEEP 競技運営機構

DEEP TOKYO IMPACT 2025 4th ROUND
マサト・ナカムラ vs. 松丸息吹 の裁定について
2025 年 9 ⽉ 7 ⽇(⽇)に東京・ニューピアホールで開催されました「DEEP TOKYO
IMPACT 2025 4th ROUND」における、マサト・ナカムラ選⼿ vs. 松丸息吹選⼿の試合に
つきまして、裁定変更を⾏うことをご報告いたします。

  1. 裁定変更の内容
    本試合の裁定を、当初の「マサト・ナカムラ選⼿ 勝利(SUB)」から「ノーコンテスト(無
    効試合)」へと変更いたします。
  2. 当⽇の状況
    ⼤会当⽇の当該試合終了後に、マサト・ナカムラ選⼿が試合中にケージを掴む反則⾏為を⾏
    ったことが、ケージサイドオフィシャルであるジャッジ2名より、レフェリーおよびレビュ
    ーオフィシャル(責任審判員)に進⾔されました。しかし、⼤会中は当該反則が試合に与え
    た影響を⼗分に測りかねたため、裁定は当初のまま維持されました。
  3. 裁定変更に⾄った理由
    ⼤会終了後、試合映像の再検証を⾏った結果、マサト・ナカムラ選⼿のケージ掴みが 10 秒
    以上にわたる⻑時間に及んでいたことが判明しました。本来であれば、このような状況下で
    はレフェリーおよびケージサイドオフィシャルが試合を停⽌し、マサト・ナカムラ選⼿にペ
    ナルティを与えた上で、適正なポジションから試合を再開させるべきでした。
    この反則⾏為は、試合の流れに著しく影響を与え、その後の試合が正常な条件下で成⽴して
    いなかったと判断せざるを得ません。したがって、競技の公平性を保つため、本試合をノー
    コンテストとすることが妥当であるとの結論に⾄りました。
  4. 競技オフィシャルが反則⾏為に対応できなかった理由
    本件の検証を通じ、試合中に競技オフィシャルが反則⾏為を即座に判断・対応できなかった
    状況が明らかになりました。
    レフェリーおよびレビューオフィシャル
    試合中のレフェリーは、瞬時の判断が求められる打撃やグラウンドの攻防、特に危険な⾏為
    (今回は、主に後頭部への打撃)の確認に集中しています。今回、選⼿がケージを掴んだ位
    置が、レフェリーが主眼を置いていた攻防エリアから離れており、また打撃の激しい攻防の
    最中であったため、現認が出来ていない状況にありました。
    また、ケージ外から試合全体を監視し、レフェリーを補佐する役割を持つレビューオフィシ
    ャルも、レフェリーと同じく打撃攻防に集中していたため、反則⾏為の現認が出来ておりま
    せんでした。しかしながら、この状況下であっても、より広範囲に注意を払うことで、反則
    ⾏為を認識し、試合を⼀時停⽌して選⼿に注意を与えるべきでした。
    ジャッジ
    ジャッジは、試合における攻防の優劣を評価し、採点を⾏うことに集中しています。ケージ
    のすぐ下に位置するため、選⼿の動きは近くで⾒えるものの、⾓度によってはケージを掴ん
    でいるのか、それともグローブをフェンスに押し付けているのかの判別がつきにくい場合
    があります。また、採点中は試合の流れを⽌めることを躊躇する状況にありました。しかし
    ながら、ケージ掴みのような明⽩な反則⾏為を発⾒した場合は、ホイッスルを吹くなどして
    レフェリーに注意を促し、状況に応じた柔軟な対応を取ることが理想的でした。
    5 .選⼿と競技オフィシャルへの対応
    マサト・ナカムラ選⼿への対応
    遡及的ではありますが、ケージ掴みの反則⾏為に対し、イエローカード(減点 1)のペナル
    ティを科します。これは、今後の選⼿のクリーンファイトを促すため、また反則⾏為への厳
    正な姿勢を⽰すための措置です。
    競技オフィシャルへの対応
    本件は、特定のオフィシャルだけでなく、ケージ内外の連携が不可⽋な状況であったと認識
    しています。このため、再発防⽌策として、レフェリー、レビューオフィシャル、ジャッジ
    といった全ての競技オフィシャルに対し、連携強化と試合中の反則⾏為への対応について、
    研修等を通じた研鑽を求めてまいります。
    DEEP 競技運営機構は今後も、競技の公平性と選⼿の安全を最優先に、公正な運営に尽⼒し
    てまいります。ファンの皆様、関係者の皆様には、何卒ご理解いただけますようお願い申し
    上げます。